「ちょっと休憩〜飲み物買ってくるけどなんか欲しい?」
「あたしも行く」
放課後の学校は静かすぎるくらい誰もいなくてあたしと蓮しかいないように感じる。
「俺、コーヒー。お前は?」
「レモンティー」
蓮に飲み物奢ってもらった。
蓮は絶対お金を受け取らない。
頑固者め。
「お前ってさ、好きなやついねーの?」
レモンティーを飲んでいる時にこんな質問をされて噴き出すところだった。
あっぶね〜…。
目の前にいるよ!!な〜んて言えるわけなくって、ただ頷いた。
蓮は?と聞くのが怖いから聞かなかった。
のに、
「俺もいるよ」
聞いてもないことを答えやがった。
ナニソレ、あたし失恋じゃん…。
若干涙出そう。
「なに泣きそうになってんだよ」
「あくび」
そのまま勉強再開。
あたしの心中穏やかではないけれど教えてもらってる身でわがまま言えないのでとにかく集中した。
何も考えないように。

