「蓮くん!!」
俺に気付いた女は顔を真っ赤にしながらこっちに来た。
俺も気付いちゃったよ~。
告られるのは瞬じゃなくて俺か。
「あのね!!……あたし、蓮くんのことが好きです」
「わり…。俺、今そういうの全然考えられなくて。気持ちは嬉しかったよ。さんきゅ」
「…うん。わかってた。蓮くん誰の告白にもOKしないって噂だもん。これで前に進める」
彼女はフラれた相手なのにお礼を言って帰って行った。
高校入って今ので5人目。
俺、軽くモテ期。
5人とも全く話したことがなく、名前も知らない女。
なんで俺なんかを好きになったのか…。
女に優しくした覚えはないし、ほとんど部活だから放課後教室にいるわけでもないのに。
「帰んぞ、瞬」
「お!!モテ男がきた~。で、今回はどっち?イエスorノー?」
「ノー」
「はぁー…。またかよ」
理想が高いだとか、女に興味がないだとかうぜえ瞬。
確かに恋愛の仕方は忘れたけど俺はいたってふつうだ。
かわいいって思う女子くらいこの学校にいるわ、ボケ!!

