「俺、お前のこと好きだったんだよ?」


二年前に俺は親友に告白された。
俺もカズキを好きになっていって大切な存在にかわって居るのが当たり前。

一番古いカズキとの思い出は、二年前の夏のことだ。
2人とも15歳で俺はもう少しで16になるあたりだった。





ミーーーーーン、ミーーーーーーン!!



「せみの鳴き声がうるさくて真夏しかも炎天下。
こんな組み合わせありえねぇだろ!?」

「おぃ、カズキうるさいから。」

「なんだよ~~、アキトは夏でも冷静かよ~~」
まだ15の俺達は全然子供で、カズキは人一倍元気で明るくて、おれは間逆。