するとーー。


《ごめん…大事な子待ってるから》



聞き覚えのある声がしたーー。

間違えない…。




「梨玖ーーー」




私がボソッと呟くと梨玖が私に気づき

こっちに来たー。





「ーーー颯恋」

「ーーー!!梨玖ー!!」





私はこれまでの涙が一気に出たーー。

嘘みたい…。なんで?なんでここにいるの?

なんで、今まで会えに来れなかったの?





「颯恋」

「梨玖、、梨玖、、泣」

「颯恋…卒業おめでとう笑」




梨玖が赤い薔薇の花束をくれたーー。




「これ…」

「来るの遅くなってごめんな?
でも、今日だけは絶対来たかったから…」

「梨玖…」

「颯恋…」




久しぶりの1年ぶりのキスをしたーーー。




「颯恋」

「な、なに?泣」

「手……出して?」

「え?」




右手を出した。




「違う、そっちじゃなくて左手」

「こっち?」



左手を出すとーー。




『朝比奈 颯恋さん 俺と結婚してください』




結婚指輪を出したーー。

それには…学校の周りにいた人全員




《きゃーーーーーーー!!♡♡♡♡》




動画を撮ってる人もいるし写真撮ってる人も。




「梨玖……お願いします」




そして今までで1番笑顔で梨玖に抱きついた。




「颯恋!!」

「梨玖大好き!!」

「…ふっ、俺も」




どちらも近づき甘いキスをしたーー。




「お前は俺のもの もう何処にも行くな」

「うん、梨玖もどこにも行かないでね」

「当たり前だろ笑」





END