あれって…!!

ポリだー!
ここで止まってたら絶対話しかけられるよね…

でも知華さんに【待っといて】って言われてるし。

ん~

あ…おわった。

「こんな時間にどーしたの?」

そーだった、あたし制服だった。

「あ、友達待ってます」

「何か住所とか名前書いてあるものない?生徒手帳とか」

「持ってます」
あたしは生徒手帳を渡した。

「その友達はいつくるの?」

「たぶんそろそろ来ると思います。連絡してみます」
知華さんに言わなきゃ!

【警察に補導されました…
 ごめんなさい!】
知華さんに怒られそう…

返事が返ってきた。

【大丈夫だよ!すぐに着くから!】
よかったー

「すぐに着くそうです」


「瑛未ちゃん!」

知華さん!

「友達?」

「はーい!」

「名前教えてくれる?」

「坂本知華(さかもとちか)でーす」

あ…知華さんの苗字初めてしったかも。

「とりあえず交番まで行こっか」
知華さんにも一緒に交番までついてきてもらった

「瑛未ちゃん、りょーもいたよ?」
え...

「ホントですか!?」
知華さんはうなずいた。

「あ、明日の昼に夭逝高の横の公園これる?」
ん?夭逝高の横に公園なんてあったっけ?

「えと、場所がよくわかんないんですけど...あ、あとたぶんケータイ没収されると思うんでケー番教えてもらえませんか?公衆電話からかけるんで!」

「ケー番は080-◦◦◦◦-◦◦◦◦で公園は高校まで行ったら分かるよ!!」

「りょーかいです!ありがとうございます」

話しているうちに交番についた。

「親さんのケータイの番号教えてくれる?」

あたしは番号を教えて父親に電話をかけた。

「もしもし今○○交番におるけん迎えにきて」
あー怒られそう...

【は?なんで○○交番?意味わからん。なんでそんなとこいんの】
ですよねー

「補導された」

【あんたが帰ってこらんからでしょ】
帰りたくなかったんだもん...
あたしが黙っていたら

ブチッ...

は?切られたし!
ま、いいや