しんしんと降る雪はこの地方にとっては珍しかった。いつもは吹雪ばかりで進むのも困難だ。地面は凍るし、積もった雪は重たくてどけるのも疲れる。
私はそんないつもと違う中を歩いていた。
ちょうどそこに薄く積もった雪を傘か何かでどけて描いたんだろう、"大好き"とあった。私はしゃがみこんでそれを眺めた。
寒くて暗い冬の夜。ここは中学校の近くだから、初々しいカップルがもしかしたら告白の手段として利用したのかもしれない。
この時、私は何か決心をした。恋をしてみたい。ただ、それだけの決心。好きな人がいて、大好きな人がいて、辛くて楽しい恋って、なんなんだろう。私が一人、恥ずかしくて誰にも相談できずにいた悩み事。なんとなく恥ずかしくて近づけない男の子がいたあの頃は、まだちゃんとした女の子だったのかな、なんて思ってしまうんだ。綺麗になったら恋ができるかもしれない。
そっと指で、"大好き"をなぞった。
私はそんないつもと違う中を歩いていた。
ちょうどそこに薄く積もった雪を傘か何かでどけて描いたんだろう、"大好き"とあった。私はしゃがみこんでそれを眺めた。
寒くて暗い冬の夜。ここは中学校の近くだから、初々しいカップルがもしかしたら告白の手段として利用したのかもしれない。
この時、私は何か決心をした。恋をしてみたい。ただ、それだけの決心。好きな人がいて、大好きな人がいて、辛くて楽しい恋って、なんなんだろう。私が一人、恥ずかしくて誰にも相談できずにいた悩み事。なんとなく恥ずかしくて近づけない男の子がいたあの頃は、まだちゃんとした女の子だったのかな、なんて思ってしまうんだ。綺麗になったら恋ができるかもしれない。
そっと指で、"大好き"をなぞった。

