一週間前、あなたはこの世を去っていきました。
突然のお別れだったね。
小学生の頃から知っている仲だったあなたが逝ってしまって、残された私たちには、悲しみと絶望が心の中に渦巻いていたんだよ。
あなたも私もまだ幼くて。
お別れするには早すぎて。
話したいことも言いたいことも伝えたいことも、たくさんあるのに。
私はあなたに何もできなかった。
なに一つできなかったんだ。
あなたの苦しみも悲しみも辛さも、私は全部知らなかった。
大丈夫?
生前、そう聞いても、大丈夫だよ!って。
笑って心配かけないようにしてたんだよね。
本当に?
そうやって強く聞いても、本当だからってふふって笑うんだよね。
優しい人だったから。
私たちには、一切愚痴も弱音も吐かなかった。
本当は辛かったよね。
苦しかったんだよね。
あなたが見せる、その優しい笑顔の裏に、どれだけの苦しみを、痛みを、我慢していたんだろう。
気づけなくて、ごめんね。