というわけで京都に戻るとすぐに私はS学会に入会することにした。
ところが当時学会は指導者I先生の日中国交回復提言や新政党の
躍進やなんやかんやでいろんな妨害が入り、

組織かく乱のテロリストや右翼がスパイとしていくらか偽装入会して
きていたのだ。そのため3ヶ月間の入会準備期間が設けられていて、ちゃん
と勤行をし座談会に出て教学を学び折伏をする人しか入会できなかった。

全共闘崩れも相当いたようだ。世はしらけムードが蔓延していて、
マイホーム小市民的幸福を望むしかない時代になっていた。
あの学園紛争の熱気はどこへ行ったのだろうか?