「ねえ、エマ、楽しみね。もうすぐよ、もうすぐ、楽しみがやってくるのよ」 小鳥がさえずるような高くて柔らかい、浮き浮きとした声に、思わず、母に見いる。 気づけば、勝手に口が動いていた。 「楽しみ?なんの楽しみなの、お母さん」