講義中だから大きな声で話しができない できないんだけど できないから 何も聞けない しれっと、隣でノートを取っている 一体何者………? 「あのーーーー……新村サン………」 「はい?あ、涼加でいいですよぉ すずって呼んでくれればもっと嬉しいんですけど」 「ちょーっと待とう、待とうね新村サン。 私たちの関係にはまだそういうのじゃないと思うの 物事には順序っていうものがあるからね、待ってね 利根、行くよ」 講義が始まって25分 1/3も経っていないけど利根と、この謎の女を連れて教室を出る