ヤンキーの彼氏様

友姫祢side


私ははるちゃん以外の人に隠してあることがひとつある。
それはかつて最恐と言われた呉蝶は私であることを。
家族にも言ってない秘密をなぜはるちゃんが知ってるかって?
それは結構前に遡るけど良いかな? まぁ、気長に聞いていってよ。



あれは私が中学一年生の頃私はどこに行ってもイライラするようになってたんだよね。
私の本当の髪色はクリーム色なんかじゃない。
金髪に赤のメッシュなんだ。

その髪色のせいかな?
学校では笑われていじめられて。

で、それが嫌だから不登校になった。
親にはちゃんと学校に行ってるって言ってるよ?
心配かけたくないからさ。

ある日にね同じ学校の男に会ったんだ。
その男は私を良くいじめる奴だったんだ。
私は会った瞬間に逃げないとダメだったんだけどね。
なんでか逃げたらダメだって思ってずっと睨んでた。
そしたらその男は

[よっ!不登校]

って言ってきた。

で、私の中の何かがプツンって切れていつの間にか殴ってた。
はるちゃんが止めてくれなかったら私あの男を殴り殺してたかもしれない。

まあ、それを見てた雹零 ハクレイ の五代目総長は私とはるちゃんに雹零に入らないか?って誘ってくれたんだ。

ん?入ったかって?勿論入ったよ。雹零は私の唯一の居場所だったから。

雹零にはいってから凄く強くなったよ。
いつの間にか雹零は世界ナンバーワンになって。
私が総長になって。皆私が入って半年も経ってないのに総長になったことを祝ってくれた。


最初にやろうと思ってたことは学校を潰したかった。
でも、それはだめだと思ってやめたんだ。
私をいじめてない子まで被害が加わると思って。
まぁ、同罪なんだけどね?先生も。


ま、そのイライラを族潰しに使ってた。
二年たって私たちはちゃんと学校に行っておけば卒業式。
卒業式だけはいったよ。
みーんな怯えてた。
男を殴りまくったもんね。
お母さんも教室の雰囲気を見て気付いたんだろうね。

私が立った瞬間先生加えてビクッてするんだもん。
ま、はるちゃん抜いてだけどね。
はるちゃんは笑いをこらえるのに一生懸命だったよ!!

ま、卒業式終わったらみんなすーぐ帰っちゃった。
あはははは…。

まぁ、その日は色々聞いてきたよ!
まー、全部大丈夫で終わらせたけど。

これからあれじゃん?
高校生だしさ髪の毛も染めてちゃんと頑張ろうって思って族も引退したんだ。
五代目総長の桜さんみたいに中学卒業のときにはるちゃんと引退した。
それからは雹零にはあってない。
明日会いに行くんだ!楽しみ。