ヤンキーの彼氏様

ジリジリジリジリジリジリジリ


[るさーいっ!!!]

カチッ

[友姫祢ー。彼氏とかゆー奴きてんぞー。]


[うそっ!?霧生!?]


[よっ!おはよ。ゆき!!]


[おっ、おはよう!!]


[友姫祢。いつから付き合ってんだ?]


[昨日だよ。]


[初めまして。ゆきのお兄様ですか?]


[おう。]


[自己紹介遅れました。俺、樋上霧生って言います。ゆきとお付き合いさせてもらってます。]


[お、おう。]


[んーじゃ、行こっか。霧生。行ってきます!!]


[おう。今日母さん夜勤だから帰ってこねーぞ。俺も走りあるから帰り遅いわ。]


[走り!?また事故ったりしないでよー。喧嘩も程々にっーて…。]

相手は波留じゃない。霧生だった。

[お兄さん走りしてるんスか!!!!]


[おう。お前もか??]


[はい!俺もっす!!]


[霧生!!!学校!!]


[あ、わりぃ。]


[友姫祢も走り来るか?後樋上も。]


[えっ。]


[良いんですか!?]


[おう良いぜ。]


[俺、珀桜 ヒャクオウ の総長なんすけど族の奴等誘っても良いっすか?]


[珀桜か。いいぜ。俺は紅牙 コウガ の総長だ。]


[紅牙なんすか!!!!]


[今回の走りは豪華だな。]


[そうっすね!!!]


[あのさ、学校。]