離してなんてあげねえよ





保健室の扉をガラリと開けると



遥清君がただ1人



ポツンといるだけだった




「あ、ちゃんといる」



思わず口に出してしまった




「いちゃ悪いですか?美嵩先生」




「いや、いた方がいいけど…



ところで保健の先生は?」




「白衣を残して去って行った」




「つまりやれと?」



「そうみたいだな」




ここの学校の教員は


ダラしすぎる!




窓の外から


心地よい風が吹き



カーテンを揺らしていた