離してなんてあげねえよ




「美嵩は俺が好きなんだろ?」


ニヤリと陽暮が笑う



「っ…!!」


「ほら、ちゃんと好きって言えよ」



意地悪


だけど人一倍私を想ってくれてる



私はそんな陽暮が…


「大好きよ!バカ!」



「俺も」


そう言って陽暮ははにかんだ



その頬には人雫の涙が



「陽暮…泣いてる?」


「泣いてない」



「あははっ、泣いてる!」



私がそう言うと陽暮は、私の顎を持ち上げて甘い口付けをする



「もう、離さないから」


「私こそ…離さないよ」



湊…見てる?


私…今すごく幸せだよ



あなたに出会っていろいろあった


あなたに会わなかったら陽暮ともきっと出会えなかった



あなたは私に幸せをくれた


ずっと心の中で輝き続けるよ






あなたは私が初めて恋した大切な初恋の人です



私は絶対この人と幸せになるよ



幸せになって、湊との約束絶対に果たしてみせるから



それまで…



それまで私はあなたからもらった指輪を持ってるよ



変わりの指輪が飾られるまで―‐…




‐END‐