離してなんてあげねえよ




私は陽暮に引っ張られながら、湊のお焼香のところに連れて行かれた



するとそこには同じ学校で働いている教師がいた


「美嵩【先生】、どうも。湊君は…とてもいい【生徒】でしたね」



「……はい、湊君は【教師】の私としても自慢の【生徒】でした…」



私はそう言いながら涙が出た


自分たちの立場の違いから、隠さなくてはいけなかった交際



私が教師だから


ごめんね



ろくな彼女じゃなかったね、私



「美嵩先生…」


陽暮も教師がいるので私の名前の最後に先生をつける



こんな


生徒と教師という二文字だけで




こんなにも壁を感じるなんて