離してなんてあげねえよ




「…っ…?!」



すると陽暮はベッドから勢いよく転がり落ちた



それと同時に眼鏡が割れた


「あっ!ゴメンなさい!!?」


「………」



壊れた眼鏡をジッと陽暮は見た



「弁償するよ…本当ゴメン」



「いや…いい、だけど眼鏡買うの付き合って。湊のお通夜の後」



湊のお通夜


それに反応してしまう



「……あー…、俺自分から言っといて昼まで寝てたんだ」


「本当バカよ、でも行かないわ」



「ふーん」


「ふーんって…あなたは行かせたいんじゃなかったの?」



「……ん、行かせるよ」


朝の陽暮はぬぼぉっとしていて、全く説得力がない



「………よし、行きますか」


ボサボサの髪を陽暮は手櫛で軽くといた



陽暮が外にでてるので着替えろといったが、私は最初は断った






着替えないと、俺が脱がせるなんて言ってきたのでしかたなく着替えた



「よし、着替えたな。さっさと行くよ」



そのまま力強く引っ張られて行った