離してなんてあげねえよ




おもむろに目を開ける


日差しが照り付け、今はもう昼なのだと直感的に気付く



今日は湊のお通夜


でも



いくつもりはない


このまま寝ていよう




そう思って、私は寝返りをうつ



その瞬間、目の前に顔が


「…………!!!?」


すると、パチッと陽暮の目が開いた



「………朝…」



眼鏡をかけたまま寝ていたようで、ずるっと眼鏡が落ちる


「………美嵩センセ…?」



ぼぉーっとしたまま陽暮が呟く



無理矢理連れて行くって言ってたのに、この人の方が寝ぼけてるし!



「もう!起きなさい…!!」


私は陽暮をベッドから突き飛ばす