離してなんてあげねえよ





「……美嵩先生本当遅い」


俺はむーんと座っていた


おいおい、焦るな


つか、待てよ自分



「はぁ……」


手に入れる幸せ



焦る気持ち



「そーとーきてるなぁ」


幸せ過ぎて


正直怖かったり



俺は美嵩にあげる指輪を右手に握り締めて、美嵩に電話をかけた



「あ、美嵩先生?」


『ごめん湊!!すぐそこまで来てるからさ、前、前!』



前をみると、横断歩道の向こうに美嵩が立っていた



俺は歩行者信号が青になるまで待つ