離してなんてあげねえよ



「もう最悪!!」


私は唇をゴシゴシ擦りながら廊下を歩いていた



「美嵩先生♪」


あ、この声は……



「湊!」


「また今日もエロいこと考えただろ?」




「何言ってんのよ!…………後…ね」



「ん?なに?」


「誕生日の日…ちょっと遅れそうなんだけどいい?学校の用事で」



「いいよ、いつまでもまつから」



湊は優しい


私はその優しさに甘えすぎている



私は陽暮と一緒だとは言わなかった