離してなんてあげねえよ




「………」


「…痛い、そんなに強く服つかむなよ」



「………」



相手が陽暮なのはわかっているけど



それより怖い…!!!



「あ」


「?」




陽暮が【あ】とか言うから



つい、振り向いてしまった




「キッ」


「き?」




「きぃやぁあぁあぁっ…!!!」




自分で叫んどいて耳を劈くような声



さすがの陽暮も耳をふさいでいた