ここは私が昔前住んでた街に似ている。

治安が悪いのも、族が多いのも…。

今まで住んでた街に私が住み続けるのは苦痛でしかないところだった。

りんとの思い出が多すぎたから…。

りんはまだ私のこと怒ってるよね

ねぇ、私はいつになったら許されるのかな?

なんで私を置いていったの?

わかんないよ…

私の足元には、たくさんの倒れた男の山ができていた。

私は被っていたフードをもっと深く被り空に向かって涙を流した。