レナは俺の言葉を聞いて、驚いた表情をする。
「え、何…」
やばい、何かまずいことでも言ったっけ…
「私が今考えてたことと同じこと考えてたんだ…。私、リョウスケの彼女で本当によかった!大好きリョウスケ!」
「わっ…」
大きな声でそう言ったかと思えば突然抱きついてきた。
「ちょ…レナ、やめろって、レナ…」
抱きつくレナをはがそうとしたら…
「…」
「…」
「…」
「レナ、おれたち見られてるよ」
「そうだね、ちょっと離れるね」
「うん…」
そう言ってレナはそーっと俺から体を離した。
本日二度目、なんて朝からツイてない。
