「心当たり…はなくはないんだけど…」 「詳しく聞かせてください」 「ハルトは、受験に苦しんでいたの…、全国模試でね、夏から一向に上がらず志望大学がD判定で…。私とも何度も喧嘩したわ」 「…」 「ハルトには、きつく言うこともあって…」 「…」 「今思うと、それがハルトを苦しめていたんだ…って、私…」 「…」 「私がハルトを自殺に追い込んだの…、私が…っ!」 ハルトの母親は、話しているうちに熱が入り、大粒の涙を大量に流し始めた。