ハルトの母親は、ハルトの遺影を遠くから眺め、物寂しそうに笑った。 彼女の中の息子は、どんなものだろう。 赤ん坊の時のハルト、幼稚園児のハルト、小学生、中学生のハルト… この人の中にいる様々な息子の姿は、鮮明に残っているだろう。 どの場面も、思い出が深い。 「ハルトは…幸せそうでした。毎日、毎日笑ってました…」 もうハルトはいない。 ハルトとの思い出は、彼女の中で二度と更新はされない。 自分の息子、大切な人を失うって… どんな気持ちだろうか…