「リョウスケーーー!ごめーん!今日部活だから先帰ってていいよー!」 「分かった。帰り、気をつけてね?」 「うん!ありがとう!じゃあね!」 レナは手を振り、走りながら部活へと向かった。 レナに別れを告げて帰る支度をしていると、トモキが近づいてきた。 「おーおー、熱いねぇ。あんなに見せびらかさなくてもよー」 「見せびらかしてねーよ、羨ましいのか」 「はいはい、せいぜいお幸せに」 トモキの冷やかしをさらりと受け流し俺は教室から出た。