「あー、だりぃ。1限からバスケとかなんなんだよ。リョウスケ、サボらねー?」
「…ったくお前はトモキ…サボるならひとりでサボれよ」
「つれねーな、親友のピンチを救えないのか」
「何がピンチだ」


隣にいる親友、いや悪友は佐々木トモキ


1限からのバスケに眠さと怠さを感じているのかさっきから全く参加していないトモキ。



「あーあ、最近楽しいことねーわ」
「はぁ?あんなに女遊びしててそれはないわ…」
「女遊びじゃねーよ、俺は愛のあるオツキアイをしてるの!」
「身体の関係で愛があるとは思えないわ」


トモキは遊んでいる。特定の恋人は作らずに、身体だけの関係を続けている。
クラスの女子の3分の1はトモキとそういう関係だ。