「他の女子が水澤先生と話をしてると、胸がチクチクと痛くなって……苦しくなって……。だからそれが何なのか自分でもよくわからなくて……」
七海先輩と瑞葵は、さっきまで驚いた顔をしていたのに、今度は2人顔を向かい合わせてクスクス笑っていた。
やっぱり私、おかしいのかなぁ……。
「裕紀乃?」
そう声をかけてきた七海先輩の顔は満面の笑みで、瑞葵も満面の笑みを浮かべてる。
「胸が苦しくなったりドキドキしたりするのは、裕紀乃が水澤先生に恋してるからなんだよ」
「えっ?」
私が?水澤先生に、恋?
「他の女子が水澤先生と話をしてると胸がチクチク痛くなるのは嫉妬だね」
「えっ?」
水澤先生の顔が頭に浮かんだ。
それだけで胸がドキドキして、顔が熱くなっていく。
「それだけ本気で水澤先生のことが好きなんだよ」
うそ……。
私が?



