「今日は部活、出るでしょ?」
「うん」
「文化祭近いから今日から合同で練習するって」
「そうなんだ」
私はそう言ってニッコリ笑った。
違う話題になった途端にチクチクと痛んでいた胸の痛みが消えた。
何で?
「あ、でも体調良くなかったら無理しないようにね」
「うん。ありがとう」
その時、チャイムが鳴り、瑞葵は自分の席に帰って行った。
それと同時くらいに水澤先生が教室に入って来る。
水澤先生と一瞬だけど目が合った。
ドクンと胸が大きく跳ね上がり、私は目を逸らした。
水澤先生は何事もなかったかのように笑顔で挨拶してHRを淡々と始めていく。
クラスの女子は相変わらず賑やかで……。
…………あ、また。
私の胸がチクチクと痛みだした。



