次の日ーー。
昨日、いろんな事がありすぎて家に帰ってからドッと疲れが出て、お風呂も入らずにそのまま寝てしまった。
寝過ぎたからか、余計に体が怠い。
水澤先生とも顔を合わせ辛い。
でも担任だから顔を合わせないわけにはいかないけど……。
鉛のように重い体を引きずって何とか学校に来たけど、席に着いた途端に机の上に上半身を倒した。
「裕紀乃!おはよう!」
「あ、おはよう……」
「どうしたの?元気ないじゃん」
瑞葵は朝から元気だね……。
「ちょっとね……」
「調子、悪いの?」
瑞葵が心配そうな顔をして私を見た。
「大丈夫。ただ、ちょっと体が怠いだけ」
「保健室、行く?」
「ううん。大丈夫だから。ありがとう」
私は瑞葵に笑顔を見せて、体を起こした。