「あ、ここ……うちの近所のコンビニだ……」


「えっ?そうなの?」


「はい」



私がよく行ってるコンビニ。


ここから家まで歩いて5分もかからない。



「水澤先生?」


「ん?」


「私、ここから歩いて帰ります。うちまで5分かからないし」


「そうか?」


「はい」



私はシートベルトを外して、カバンを持つと助手席のドアを開けた。



「水澤先生?送ってくれてありがとう」


「おう!」


「また明日ね!」


「あぁ、また明日」



私は水澤先生にそう言って、車から降りた。


水澤先生は車を駐車場から出す。


水澤先生が軽く手を上げて、そのままコンビニから出て行った。


私はコンビニのゴミ箱にオレンジソーダのペットボトルを捨て、晩ご飯を買うためにコンビニに入った。