「はい?」
「それ、飲んでみたくてさぁ」
えっと……。
じゃあ、缶コーヒーじゃなくてコレを買えば良かったんじゃないですか?
と言う言葉をグッと飲み込んで、水澤先生を見た。
運転している水澤先生の横顔は、街灯の光に照らされて凄く綺麗でドクンと胸が高鳴った。
「ダメ?」
「いや……その……」
ダメじゃないけど……。
その時、水澤先生の手が伸びてきて私の手からペットボトルが離れた。
「……あっ」
ペットボトルを目で追う。
ペットボトルは水澤先生の手の中にあって、ちょうど信号で止まった時にフタを開けた。



