私はカバンから水澤先生に買ってもらったオレンジソーダを出した。
フタを開けていないオレンジソーダは、ペットボトルの周りを水滴がついていて、冷たさを失い少し温かくなってる。
フタを開けると“プッシュ”と炭酸が抜ける音がした。
それを一気にゴクゴクと飲む。
口の中にオレンジの味が広がっていく。
「喉、渇いてたんだ」
「…………ん、うっ」
水澤先生が急に話しかけてきて、ビックリして液体が気管に入りそうになったのを必死で止めたら変な声が出て恥ずかしい。
そんな私を見てケラケラ笑う水澤先生。
そんなに笑わなくても……。



