水澤先生の車は、街中を抜けて行く。 窓の外に見える景色を眺めていた。 ただ、下校時刻を過ぎて外が暗くて危ないからと水澤先生に送ってもらってるだけなのに特別になったような感覚になってる。 会話があるわけでもなく、車内は静かでカーオーディオから英歌詞の曲が流れていた。 この静かな空間に耐えられない……。 なんか話さなきゃ。 でも、そう思えば思うほど何を話していいのか話題が見つからない。 変な緊張感が体を襲い、喉がカラカラだった。