だいぶ片付いて、最初の頃より見栄えは良くなった。
バケツの水を捨てるために廊下に出たら、吹奏楽部の楽器の音が聴こえなくなっていた。
もう部活終わっちゃったんだ……。
窓から見える空も日が傾きかけていて辺りは薄暗くなっていた。
私はトイレの手洗い場に水を捨て、雑巾とバケツを洗って資料室に戻った。
「大倉が手伝ってくれたから、だいぶ片付いたな」
「そうですね」
私はバケツと雑巾、ほうきをロッカーに片付いていく。
「下校時刻も過ぎてるし、今日はこれで終わるか」
水澤先生はそう言うと、うーんと背伸びをした。
ん?
えっ?
ちょっと待って?
“今日は”って何?



