ドクンと胸が高鳴り、胸が苦しくて……。 私は目を見開き水澤先生を見た。 「あ、ゴメン……」 水澤先生が手を離す。 胸が苦しく痛いくらいドキドキしてる。 「いえ……」 私は下を向いてそう言った。 「と、とにかく手伝って?お願い!」 「だから私は……」 「こんなとこ1人で掃除したら夜が明けちまうよ」 私の言葉を遮って水澤先生はそう言ってきた。 私は資料室の中を見渡す。 いろんな物で散乱した資料室。 確かに……。 ここを1人で片付け、掃除していたら夜が明けちゃうかもね。