「もしかしたら、あのお化け屋敷の時から好きになってたのかもしれない……。学校で再会した時には嬉しかったんだ」
水澤先生の突然の告白。
空を飛んでるようなフワフワした気持ちだった。
「翠の娘だとわかっても好きな気持ちは変わらなくて……。復讐のために利用したのは間違いないけど、でも凄く後悔した。なんであんなことしたんだろうって……。何度もやめようと思ったけど、やめられなくて、学校で大倉を見るのが辛くて、後悔の気持ちだけが、どんどん膨らんでいって、それで俺は逃げたんだ……」
水澤先生の腕に更に力が入る。
「だから謝らなきゃいけないのは俺の方なんだよ……ゴメンな……」
私は何も言えずに、首を左右に振った。
水澤先生の気持ちがわかっただけでも嬉しいよ。
体が急に軽くなった。
水澤先生が私から離れて、私の肩を持つと体を反転させる。
向かい合わせになる私と水澤先生。
水澤先生は私の手首を持つと、自分の胸に私の手を当てた。
「俺、今すげードキドキしてる」
私の手のひらに伝わる水澤先生の胸の鼓動。
「私もだよ。凄くドキドキしてる」
心臓が止まりそうなくらいドキドキしてるよ。



