「えー!何それ!」 全て話し終えたあと、瑞葵は目を丸くしていた。 「そんな偶然あるの?凄いねぇ!」 「瑞葵、興奮し過ぎだから」 七海先輩がそう言ってクスクス笑ってる。 「だってぇ!凄くない?裕紀乃!頑張んなよ!」 「うん、ありがとう!」 七海先輩という優しい先輩がいて、瑞葵という親友がいて私は幸せ者だな……。 今日、水澤先生に会える。 でも、もしかしたら会ってもらえないかもしれない。 だけど後悔したくない。 私は新幹線の窓から流れる景色を見ていた。