あの日から、水澤先生と私は教師と生徒の関係に戻った。


水澤先生の手首からブレスレットが消えて、必要最低限しか話をしなくなった。


心配した七海先輩と瑞葵には全て話し、一緒に泣いてくれた。


お母さんともあの日以来、ほとんど話さなくなった。


そして……。


水澤先生は急に学校を辞めてしまった。


何も言わず、学校を去り、私の前からいなくなった。