「誰から?」
「うん……」
水澤先生に話してもいいのかな……。
「うん、じゃわかんねぇだろ?」
「…………お母さんから」
「翠?なんで?」
「先生が病院に行ったあとから、頻繁に電話してくるようになって……。今まで放任主義で私がどこで誰といようが関心なかったのに、今じゃストーカー並みに干渉してくるようになっちゃって……」
「そっか……」
水澤先生はソファーから立ち上がり私の側まで来ると、私の体をギュッと強く抱きしめた。
「せん、せ?」
水澤先生は何も言わずに私の体をギュッと抱きしめたままだった。
それが何を意味するのか、私には全くわからなかった。



