結局、私は水澤先生の家に来てしまった。
「突っ立ってないで座ったら?」
「えっ?う、うん……」
水澤先生の家に来るのは初めてじゃないのに、なぜか緊張していた。
「大倉?これ、プレゼント」
「はい?」
「誕生日プレゼント」
水澤先生はテーブルの上に綺麗にラッピングされたプレゼントを置いた。
「えっ?でも、プレゼントは……」
トローチくれたじゃん。
「あんなトローチのプレゼントだけで良かった?」
「あ、いや……えっと……」
「開けてみて?」
返事に困っていると、水澤先生はそう言った。
私はテーブルの上に置かれたプレゼントを手に取って、丁寧にラッピングを外していく。
長方形の箱が現れ、それを開けた。



