「で、裕紀乃?私たちに何か話すことない?」
ケーキも食べ終わった頃、七海先輩が突然そんなことを言ってきた。
「えっ?」
「あるでしょ?」
七海先輩は笑顔でそう言った。
多分、水澤先生のことを言ってるんだ。
仲の良い七海先輩と瑞葵。
でも水澤先生と付き合ってることは話してなかった。
私と水澤先生との関係は普通の恋人同士とは違う。
七海先輩と瑞葵のことを信用してないわけではないけど話せなかった。
だけど七海先輩がそう聞いてきたってことは気付いてるってことで。
もうこれ以上、黙っておくわけにもいかず。
私はコクリと頷いた。



