水澤先生になら抱かれてもいいと思っていた。



「もしかして、キス以上のことしたかった?」



まるで心の中を見透かされたように水澤先生はそう言ってニヤリと笑った。



「そっ!そんなことっ!」


「顔が赤くなった」



水澤先生が私のホッペを軽く摘んできた。



「俺だって教師である前に1人の男で、理性失いそうなのを我慢してるんだからな」



片方のホッペを摘んでいた水澤先生はそう言って両方のホッペを摘んできた。



「しぇんしぇ……ひ、ひたい……」



ホッペに少しだけ痛みを感じるから夢じゃないんだ。


大好きだった水澤先生と付き合えるんだ。


先生と付き合うってことは、いろんな壁が待っている。


普通の恋人同士のようにはいかない。


でも大丈夫だよね?


水澤先生と私なら大丈夫だよね?


壁を乗り越えること出来るよね?