「せん、せ?」
心臓が飛び出しそうになるくらいドキドキして痛い。
なんで?
「なぁ?俺たち、付き合っちゃおうか?」
そう耳元で囁いた水澤先生。
私を抱きしめる腕にギュッと力が入る。
「…………えっ?冗談、ですよね?」
そう、これは冗談で、私をからかって遊んでるだけなんだよね?
「冗談じゃないよ?」
「でも先生は……」
私が告白した時、気持ちには応えられないって……。
「大倉の気持ちには応えられないって言ったけど、でも今なら応えられるよ?」
嬉しいのか嬉しくないのかわからない。
私の目からポタポタと涙が流れ落ち、それが水澤先生の腕に落ちていった。



