1分経って、水澤先生の脇に挟まれた体温計の電子音が聞こえてきた。 「何度ありましま?」 水澤先生は無言のまま体温計を差し出してきた。 体温計に“40.0℃”とデジタル表示されている。 「熱、上がってません?」 「みたいだな」 「やっぱり病院に行きましょう」 「寝てれば大丈夫だから」 「ダメ!」 私は大声を出してそう言った。 朝も同じこと言って、全く熱が下がってないじゃん。 寧ろ上がってるし。 寝不足だけじゃないでしょ。