ソファーから体を起こした水澤先生は座ってるだけでしんどそうで。
見てるだけで可哀想になるぐらい。
「何か、飲みますか?それとも何か食べます?私、作りますよ?」
「いや、いい」
水澤先生はそう言ってソファーから立ち上がった。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫」
水澤先生はフラフラした足取りで部屋を出ようとした。
「どこに行くんですか?」
この高熱の中、外に出るつもりなの?
私は咄嗟に水澤先生の側に行くと、体を支えた。
「トイレ」
「あ……」
私は水澤先生の体から手を離した。
フラフラしながら部屋を出た水澤先生。
体温計とか薬とかどこかにないのかなぁ?
トイレから戻って来たら聞いてみよう。



