「水澤先生の気持ちを確かめてみたらどうかな?」 瑞葵はそう言ってカフェオレを一口飲んだ。 「気持ちって、お母さんへの気持ち?」 「うん」 そんなことして、もし水澤先生がまだお母さんに気持ちがあったら……。 「私もそれが一番いいと思う」 七海先輩も瑞葵に同意するようにそう言った。 その時、ランチが運ばれて来る。 お腹は空いてなかったけど、七海先輩と瑞葵に話をしたからか少しスッキリした自分がいて、目の前に置かれたランチが凄く美味しそうに見えた。