「ちょ、ちょっと、何で泣くのよ」 慌てる瑞葵。 「話してスッキリしなよ」 そう言って、ハンカチを差し出してくれた七海先輩。 私は七海先輩と瑞葵に全て話した。 三者面談のこと、お母さんのこと、全て。 「辛かったね……」 話し終わったあと、七海先輩がそう言って頭を撫でてくれた。 「どうしたらいいんだろうね……」 瑞葵はそう言って、窓の外を見た。 それがわからないから悩んでる。 どうしたらいいのか……。 水澤先生の気持ちもよくわからないし。