「俺のメアド。悩み事とか何か話したいことがあったら、いつでもメールして?電話で話すよりもメールの方が話しやすいこともあるだろ?」
「何で……」
「えっ?」
さっきまで笑顔だった水澤先生の顔から笑顔が消える。
何で……。
私の気持ちを知っていて何でこんなことするの?
こんなことされたら、私……勘違いしちゃうよ……。
「大倉は俺の可愛い生徒だからだよ。生徒が困ってたり悩み事があったら助けてやるのが教師だろ?」
水澤先生はそう言って笑顔を見せると、私の頭をポンポンとしてきた。
そしてその場から立ち上がると、水澤先生は大きく背伸びをした。
「俺はそろそろ戻るわ。大倉も早く戻って来いよ」
水澤先生はそう言って缶コーヒーを持って、校舎の中に入って行った。



