「明日はクリスマスだなぁ!」
水澤先生はそう言って、タバコを咥えたまま手を後ろについて空を見上げた。
「そんな暗い顔してたらサンタなんか来てくれねぇぞ?」
サンタって……。
私、もうサンタを信じるような年じゃないんですけど……。
てか、クリスマスの思い出なんて何ひとつない。
ずっと1人で、家族でクリスマスを過ごしたこともなければプレゼントだってもらったことない。
それに何で水澤先生は私の気持ちを知っててそんな事を言うの?
何で普通に接せれるの?
大人だから?
私が水澤先生にとって、ただの生徒だから?



