「話って何?」
「龍くんのこと」
「水澤先生のこと?水澤先生がどうかしたの?」
私はそう言って、紅茶を一口飲んだ。
「龍くん、いつから担任なの?裕紀乃の担任って確か女の先生だったよね?」
「その女の先生が産休に入るから代わりに水澤先生が夏休み明けから担任になった」
何で今更そんなこと聞いてくるわけ?
「何で早く教えてくれなかったの?」
「はっ?」
私は目を見開いてお母さんを見た。
早く教えてくれなかったの?って……。
お母さんが水澤先生の幼なじみだなんて知らないし、そもそも私や私の学校のことには何の興味もないじゃない。



